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カミキリムシ

2002/10/07

いちじくがうまい、日本とちがう、うますぎる
という、話になった。
子供の頃、近所にたくさん、いちじくの木があった。
けれど、そのときのいちじくの味はどうしても思い出せない。
食べたという記憶すらない。
そのかわり、いちじくの木の匂いははっきりと覚えている。
いちじくの木には、たいてい「カミキリムシ」がいた。
身の回りからなくなって、忘れ去られたものを
こういう風に思い出すこともあるのだなと、思った。

150km

2002/10/06

地方と中央の両方で仕事をしている。
オフィスとフィールドという方がいいだろうか
どちらかにはまると、どちらかを忘れてしまいがちになって
両方を一度に考えるのはなかなか難しい。
実際の距離は150kmあるのだけれど、
それ以上に離れたものを感じている。

遠い世界

2002/10/05

目に見えないところで、誰かが誰かを支えている。
耳に聞こえない声で、誰かが誰かを引っ張っている。
誰もが世界から切り離されてはいないけれど
目に見えるかたちになったとき
耳に聞こえるおとになったとき
世界はとても遠いものに感じられる。

雨上がり

2002/10/03

半年ぶりの雨は、ほんの30分ほどで上がりました。
そして、土の匂いのする、ひんやりと冷たくなった空気が
開いた窓から入ってきました。

踊る猫

2002/10/02

雲、湿った冷たい空気、強い風の吹く夕刻。
ゴミ置き場のまわりで、猫が踊っていた。
それは、風に舞うゴミを捕まえようと
飛んだり跳ねたりしていたのだけれど
そこまで来ている雨の季節を迎える
喜びの踊りのように見えた。

そのパワーの素は

2002/10/01

やりたいことがたくさんあることと
やり遂げられるエネルギーを
自分の中につくりだせるかどうかは
別問題だ。
時間がない、なんて
言い訳に過ぎない。

どこにいても

2002/09/30

10月になろうというのに
アンマンでは連日30度を越える暑さが続いています。
ジョルダンでは、どちらかというと
夏が終わると、秋を飛び越して冬になります。
来年の夏はここにはいないという意味では、最後の夏
でも考えてみれば、どこにいても、同じ夏は2度とこないのです。

then, i am from Japan.

2002/09/29

仕事ではないのだけれど、
アメリカ人の作ったパソコンで
読めないドイツ語をコピー&ペーストしながら
ドイツにいるイラク人の友人が開いたばかりの
ギャラリーのパンフレットを作っています。