遠い世界
2002/10/05
目に見えないところで、誰かが誰かを支えている。
耳に聞こえない声で、誰かが誰かを引っ張っている。
誰もが世界から切り離されてはいないけれど
目に見えるかたちになったとき
耳に聞こえるおとになったとき
世界はとても遠いものに感じられる。
雨上がり
2002/10/03
半年ぶりの雨は、ほんの30分ほどで上がりました。
そして、土の匂いのする、ひんやりと冷たくなった空気が
開いた窓から入ってきました。
踊る猫
2002/10/02
雲、湿った冷たい空気、強い風の吹く夕刻。
ゴミ置き場のまわりで、猫が踊っていた。
それは、風に舞うゴミを捕まえようと
飛んだり跳ねたりしていたのだけれど
そこまで来ている雨の季節を迎える
喜びの踊りのように見えた。
そのパワーの素は
2002/10/01
やりたいことがたくさんあることと
やり遂げられるエネルギーを
自分の中につくりだせるかどうかは
別問題だ。
時間がない、なんて
言い訳に過ぎない。
どこにいても
2002/09/30
10月になろうというのに
アンマンでは連日30度を越える暑さが続いています。
ジョルダンでは、どちらかというと
夏が終わると、秋を飛び越して冬になります。
来年の夏はここにはいないという意味では、最後の夏
でも考えてみれば、どこにいても、同じ夏は2度とこないのです。
then, i am from Japan.
2002/09/29
仕事ではないのだけれど、
アメリカ人の作ったパソコンで
読めないドイツ語をコピー&ペーストしながら
ドイツにいるイラク人の友人が開いたばかりの
ギャラリーのパンフレットを作っています。
生命
2002/09/27
枯れていたと思っていた、鉢植えの一つ。
緑色の葉がちらほらと出てきているのに気がついた。
植物に囲まれているということは
生命に囲まれているということなのだなあと
家にある植物を見渡して
すこし嬉しくなった。
欲しい答えは欲しがっても得られない
2002/09/26
人に何かを尋ねる時
自分の中ではあらかじめ
どんな答え方で、
どんな答えが欲しいのか、
決まっていることがある。
そのことにすら気が付かず
答えに一喜一憂してしまうことがある。
わからない、からきいているのではない。
わかっているのに、きかずにはいられないのだ。