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February 2010

January 2010

December 2009

新しい日常

2010/01/10

パキスタンのいつもの日常に戻ると
犬は少し大きくなって
停電の回数が増えていた
同じようでも日常はすこしずつ変わる
停電の暗闇を避けるために、ガス灯をつけた
インターネットで葉山の湘南BeachFMをかける
134号線の交通情報を聞きながら
テートモダンで買ってきた新しいカレンダーを壁にかけて
新しい年が始まった

歌の力

2010/01/07

ロンドンでミュージカルを3本
初めて見る、Wicked
思ったほど感動しなかったのは
ストーリーは良かったのだけれど
歌が自分にはあまり届かなかったからなのかもしれない

2度目の、Les Misrables
何度目か忘れてしまった、Mamma mia!
劇場が変わったり、キャストが変わったりしても
いつものあの曲がかかると、みんなが
静かに口ずさむのが、空気から伝わる
歌の力は凄いものだと改めて感じ入った

過去と未来の間

2010/01/06

第九も聴いて、JAZZも聴いて
カバも見て、大きくなったクヌートも見た
東の塔に登って、新し議事堂にも登った
現在が過去と未来の間にあることを
ベルリンでは強く感じられる

バウハウス

2010/01/03

BAUHOUSEアーカイブを訪れて
1919 から1933までのたった14年しか開かれなかった
美術と建築の学校の事を知る
その理念は今でこそすんなりとわかりやすいけれど
当時は理解不能と思われたかもしれない

今でも売れ続けていると言う
バウハウスデザインの椅子がある

この10年ぐらいの間に
機能性とシンプルさそしてそれゆえの美しさを
持った商品はとても増えたように思う
バウハウス的なのか、バウハウスまがいなのか
バウハウスリスペクトなのかは、よくわからないけれど

モノは沢山あるけれど
本当に気に入るモノを見つけることは
自分にとってはいまだに難しく
見つからなければ作るしかない

自分の手で、自分の気に入るものを
作ることができるように
なりたいものだと思った

Ein glckliches neues Jahr!

2010/01/01

ポツダムプラザのフィルムミュージアムのショップで
マレーネデートリッヒのCDとメトロポリスのポスターを買う
3Dメガネをかけてキャメロンの新作映画「アバター」を見た
ローザ・ルクセンブルク通りの日本食レストランで
無理を言って、年越しそばを出してもらう
「ありがとう、良いお年を」とシェフに声をかけ
ブランデンブルグ門まで急ぐ
溢れかえった人で、門には近づくことすら出来ないけれど
みんなでカウントダウンの Ein glckliches neues Jahr!
誰かが開けたシャンパンが空から降ってくる
花火が至る所であがっている
爆竹の音に時々びくっとする
戦争の時も、平和なときも、人は火薬を使うのだなと思う
迷路みたいなホロコーストモニュメントでは子どもが遊んでいる
門前のステージではショーが続き、みんな縦に揺れている
屋台のソーセージをかぶりつく
汚れた雪の泥濘には空瓶や爆竹が転がっている
街には人があふれて2010年の初夜は続く

ベルリンの壁が崩れて12年、まだまだいろいろな壁はある
僕は明らかにいつもとは全く別の世界にいるけれど
これも世界の一部

2010

2010/01/01

大晦日、ベルリン
ここで年を越すのは2回目だ

これまでいろいろなことがあったし
いまもいろいろなことがおこっているし
これからもいろいろなことがあるだろう

失敗と後悔を幾つも重ねながら
それでも、少しづつでも、人間はよくなる方向へと
進んでいくのだという
そんな希望を抱かせてくれるこの街から

HAPPY NEW YEAR