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2009/09/26

Lars and the real girl (ラースとその彼女)を観た
死と再生の物語、素晴らしい脚本
悪い人が誰一人として出てこない
こんなファンタジーもいいなと思えた
小さなコミュニティーで唯一の外部者は
ラースが連れてくる「The real girl」で
その異人に、生が与えられ、奪われる

何かを共有することが
個と社会との接点となる
それがいつも善きものであることを
願わずにはいられない

HERE WITHIN THESE WALLS

2009/08/23

久しぶりに買ったCDは
Sister Actのサウンドトラック
ウェストエンドのショーを思い出しながら
パキスタンで聞いている

自由を修道院に持ち込むDelorisと
戒律に厳格であろうとする修道院長との対比が素晴らしい

生きる喜びとなる自由を制限されることと
信じる道から外れることを強いられること
そのどちらが苦しいことだろうか

ロンドンで見たミュージカルだけれど
パキスタンにいるからこそ考えさせられることもある

きっと答えはどちらの側にもないのだ

主役

2009/08/15

ロンドンでミュージカル「Sister Act」を観る
久しぶりのお腹いっぱいの感動だった
脇役がみんな素晴らしく楽しませてくれる
シスターたちはその他大勢でなく
一人一人がストーリーを持っていて
それが一つの歌声に昇華される
当たり前のことだけれど、それぞれが
自分の人生では主役なのだ

雨のTattoo

2009/08/14

Edinburgh Military Tattoo を観るのは2度目だ
あいにく雨が降ってしまい
新調したマウンテンジャケットを着て観覧
いろいろな国の華やかな軍隊のマーチングバンド
太鼓の音が湿っていた他は、雨を感じさせない盛り上がり
バグパイプの音に犠牲者への哀悼を感じながら
いつか戦いが過去の物となって
このTattooが観られる日がくればいいなと思った

今日はパキスタンの独立記念日
明日は日本の終戦記念日

Fringe 2009

2009/08/09

今年のFringeは
世界経済不況のあおりを受けてか
演目の数は確実に減っている気がする
それでも選びきれないほどの数があるのだけれど

平和な日曜日

2009/08/02

風は涼しく、太陽は暖かく
Meadow Parkはサッカーをやる人や子供の声
平和というのはこんな公園の中を
どこまでもどこまでも歩き続けられること
公園の端まで行ったらそのまま街の通りを歩く
デパートに入って買いたいバッグを探して歩く
Princess street gardenではJazzのコンサートをやっていて
たくさんの人がステージ前で思い思いにSwingしている
背中でA列車を聞きながら、公園を抜け
小さな路地の石段を抜ける
石畳の通りでは誰かがボサノバを歌っている
夜がなかなかこない初夏のスコットランド
日の傾いた公園を再び歩く
本当に、平和というのは
こうやってどこまでも好きなだけ
歩き続けられることなのだと思う

パキスタンからエジンバラ

2009/07/26

何度目かよく思い出せないけれど
この夏もまたエジンバラに向かっている
飛行機ばかりも味気ないので
キングスクロスから列車に乗って
ホグワーツ魔法学校でも見えないかと思いながら
車窓から北海をみていた、、
うとうとしているあいだに
Waverley Stationに着く
発音しづらいstreetの名前を告げて
タクシーでフラットに到着した
イスラマバードを出てから18時間
今までになく、ずいぶん遠くに来た感じがした

日食の朝

2009/07/22

今日は日食の日いつもの時間に起きて、庭に出て昇ったばかりの太陽をちらりと見たら欠けているような気がしたので厚紙でピンホールを作って試したら欠けた太陽が壁に映った同じ太陽を見て、世界のどこかで歓声が上がっているのかなあと1999年の日食を思い出しながら急いで朝食を食べてカメラを持って庭に出たもう一度ピンホールで壁に太陽を映したらほとんど日食は終わっていてそしていつもの朝が戻ってきた

環境と恒常性

2009/07/17

今日もいつものように40度を超える日
最近は少し湿度が上がってきたせいで
じっとしていると汗が噴き出してくる
自動車のクーラーが前より効いているように感じるのは
湿度が上がって露点温度が変わったせいかもしれない

体験したことの無い環境だからこそ
いろいろと体に感じる発見というものもある
自然環境でも社会環境でもそれは同じことかもしれない

しかしこの40度越えの日々でつくづく感じるのは
こんな環境で体温36.5度の恒常性を保てる
人間の体というのは、すごいシステムだと思う
外気よりも、自分の体の方が冷たいのだから

その一方で、精神というのは、
環境に応じて恒常性をそれほどには保っていない
そんな気がしてならない

庭に竹を植えた

2009/06/06

4ヶ月目に入り、治安上は決して落ち着いていないけれど
自分の生活は落ち着いてきた

日本から送る荷物のことをあれこれとメールでやり取りしたり
週末にamazonで注文した書籍が翌週すぐに届いたり

必要な物は何でも手に入るような気がしてきた
もちろん何を必要と思うかによるのだけれど

果物屋にはチェリーやマンゴーが並ぶ季節
テント張りの露店ではスイカが山積みになっている

けれど今日も近くで戦争は続いている

itunesの配信で買った音楽を聴きながら
庭に植えた竹が風に揺れるのを眺めながら
こんな世界のありようも、奇跡と呼ぶのだろうかと
思ったりする