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水辺

2007/07/14

ユーフラテスの河畔には
丸くて平べったい石がたくさんあった
空からじゃぶっと水中に飛び込んで魚をとる鳥や
水草の上をひょこひょこ走る小さな黒い鳥と
静かに流れる川面を眺めながら
それがどこの川であろうと海であろうと
水辺で感じる気持ちには
共通点があるように思った

通過儀礼

2007/07/06

到着してから3週間が過ぎ
例によって、おなかをこわして、熱を出した
今回は36時間食べ物を取らず乗り切った
一度体の中が空っぽになった感じがして
これはこれで悪くはないようにも思える
前回の滞在時と同じように
今回もシリアの細菌の歓迎を受けて
こころなしか強烈な暑さと日差しにも
少しなれたようだ
散髪に行ったら
日焼けしていることに気がついた
さて、夏はこれからだ

体温

2007/07/05

体調をこわして
熱が出ているときに気がついたのだが
体温を超えるような暑さと乾燥した空気の中では
汗もかかないし、なぜだか暑さも和らいで感じた
体温と外気温と湿度の、微妙な組み合わせに
よるのかもしれないが
かといって、からだのだるさや
胃腸の状態が悪いことにかわりはないので
あまり楽ということでもないのだけれど
ちょっと変温動物な気分

HomeWarming

2007/07/01

週末に、職場のスタッフを呼んで
HomWarmingPartyを開いた
ベランダにテーブルも椅子も音楽も持ち出して
食べたり、飲んだり、会話したり、水煙草を吸ったり
夏の夜は
永遠に続けばいいのになと思うような
幸せな風に満ちている

停電中

2007/06/26

毎日のように停電があって
長い時は2時間ほど続くのだけれど
ネットへはアナログモデム回線経由で
PowerBookからアクセスしているので
突然電気がこなくなって真っ暗になっても
インターネットは繋がったままで
とても不思議な気がする
そんな真っ暗闇から、投稿しようとしたら
たった今、電気が戻った

ジャックバウアー

2007/06/23

家の中が広いと
引きこもり感があまりないことに気がついた
広いベランダで外の空気はいくらでも吸えるし
何より昼は、外に出るには暑すぎる
そんなわけで、24というアメリカのドラマを
一気に観た週末
真夏の昼の夢

屋上

2007/06/19

眺めのいいペントハウスを借りた
夏は暑く冬は寒い
決して快適な環境ではないことは
知ってはいるのだけれど
あの風にあたる気持ちよさには
やはり抗えない
そして、あっというまにところかまわず降り積もる
風と一緒に舞う砂塵からも
逃れられなくなるのだけれど

不易流行

2007/06/18

千年単位の時を重ねてきた
アレッポの古いスークを歩く
冬の時とは少し違う
野菜や果物、人の服装
そんな変化を見つけながら
変わらぬスークを歩いたのだった

iPod的現実

2007/06/15

一昨日の夜の葉山とも
昨日の夜の機内とも
まったく違う景色を
アレッポのホテルの窓から眺めながら
現実とは何なのかと考えた
持ってきたiPodの中の音楽を
スピーカーから流していたら
私という、現実の容れ物が
あちらこちらへ移動しているだけなのだと
気がついた

それぞれの地、それぞれの神

2007/06/14

大阪からドバイに向かう機内
隣り合わせた日本人は
ナイロビに行くという牧師さんだった
それほど多くの言葉を
交わしてはいないのだけれど
日本という地の引力で封じ込まれた
神という言葉のリアリティーが
解き放たれていく気がした